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Divine Windの歴史④

どうも、Divine Windの自称クラッチヒッターことMaqiです。

こうしてDivine Windの歩みを書いていると、
どうもWoWに未練があるように思われてしまう気がしますが、
もちろん未練しかありません。
人生というものは未練の上に成り立つものかもしれませんね。

今回は、Divine Windの25man黎明期2007年4月~6月頃の話です。




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[Divine Windの歴史④]
[25manへの苦悩~第二次Divine Wind成立]

2007年4月初旬~25manへの苦悩

順調にKarazhanの攻略を進めていたDivine Windは、
Proudmoore Allyにおいて、良い意味でも悪い意味でも
一目おかれる存在に(多分)なりつつありました。

しかし所詮KarazhanはTBCの入門Raid Instanceに過ぎません。
そんなところで名をあげても、そこから先の25manを攻略できなければ、
裸の王様になってしまうのは明白でした。

Karazhanが旬なうちは、まだまだGear Upの余地はあったし、
面白さもあったので、そういったことは余り気にならなかったのですが、
25manが旬になってくると、人数が絶対的に少ない問題が表面化してきます。

2007年3月のDivine Wind発足当初は、人数が少ないながらも、
『寧ろ鶏口となるも牛後となる無かれ』といった心持ちであり、
人数の少なさを個々人の能力でカバーしつつ、Karazhanを頑張っていれば、
その内人が集まってきてなんとかなるんじゃないかという、
ある種の楽観的な気持ちもありました。

しかし、Karazhan攻略後も人は思ったように増えず、
現実問題として25manが攻略できない状況に陥っていきます。
何よりKerogさんが居た事が人が増えない大きな要因の一つでした。

他のGuildはというと、海外勢はもとより、日本人ではBlackrock勢や、
Frostmourne勢、ProudmooreではLuneなどが次々と、
TBCでの最初の25man Instanceである、『Gruul's Lair』の攻略を開始していきます。
そんな状況に、僕らは気づいているようで気づいていない振りをしていましたが、
事態はどんどん切実になっていきました。

丁度その頃、Yozimbo解散後に旗揚げされたProminenceも
Karazhanの攻略を完了し、25manの方向性を模索していました。

Prominenceは、Divine Windと同じく、10人ちょっとの人数であり、
お互いにKarazhanの進捗では競い合っていた面があったので、
この頃はある種のライバル関係にあったといえます。

PMA時代の傷跡がまだ両Guildの間で残ってはいましたが、
Prominenceの構成メンバーはPMA時代から交流があった人達が多く、
元VC組の人も結構いたので、メンバーの意識が高いということは知っていたし、
両Guildとも人が足りずに25manが行えないという共通の悩みを持ってもいたので、
この際過去のしがらみは捨てて、共同体制をとれないだろうかという話が
どこからともなく持ち上がりはじめます。

一度はこの方向性しかないかなという感じで、
話が進みそうになったような気もしますが、
そんな矢先に突然、まさに晴天の霹靂といった感じで、
あるGuildのLeaderから、あるオファーがもたらされることになります。

そのGuildの名前は『Galvanize』でした。


2007年4月中旬~Galvanizeとの共同体制開始
当時のDivine Windは、おおまかに以下のような理念を持っていました。
1. GuildとしてRaidを行う
2. Voice Chatをコミュニケーションツールとして使用する
3. 海外のように洗練された組織と戦術でRaidを遂行する
4. 日本語(2byte文字)チャットを公用語とする

これらは主に、過去の悲惨な経験への反省から、
『Raidを行うならこういう風にする必要があるし、こういう風にした方が効率的だよね』
といった思いが積み重なっていき、皆の中でぼんやりと形成されてきたものです。

Divine Wind内でProminenceとの方向性を探っている時に、
上記の中で1と3についてはまあ共有可能であろうけども、
2と4については難しいのではないかという意見があり、
また、過去の軋轢の影響から、両Guild間の沸点は
非常に低くなっている面もあり、例えば何か問題が起きた時など、
果たして上手く解決できるのか、といった懸念もありました。

そういう議論がなされている間に、たしか元Galvanizeにいた
UlalaかEbizo経由で、当時Galvanizeの鬼軍曹だった、
もとい、Guild LeaderだったDeguchiさん本人から直々に、
『合併を前提としたお付き合いをしませんか?』といった趣旨のオファーを受けます。

この頃のGalvanizeは、Karazhan前後の内紛によって
GalvanizedとKeer Timeに分裂したばかりでした。
そして、ほとんどのメンバーがKeer Timeに流れる中、
Galvanizedには10人ちょっとぐらいのメンバーしか残っていませんでした。

曖昧な記憶を思い起こすと、Deguchiさんはたしか、
これを機に引退しようとさえ思っていたらしいのですが、
Galvanizedメンバーからの強い慰留によって翻意し、
Guildとして生き残っていく為の選択肢を先を見据えながら冷静に考えた結果、
Divine Windとの合併を選択する決断をします。

後から聞いた話によると、このことはGalvanizedの
他のメンバーにはほとんど知らされておらず、
ある意味Deguchiさんの独断である面もあったそうです。

このオファーを受けた時、僕らにとっては正直本当に驚きましたが、
話を聞きつつ色々と交渉したり、Galvanizedを冷静に分析していく内に、
先に述べたような1~4の理念は共有できそうであり、
Divine Windと親和性はあるのではないかという方向になっていきます。

とはいうものの、急に結婚するのは両家にとっても影響が大きそうだし、
合併後のKarazhanなど、調整すべき点も多かったので、
とりあえず婚約をし、結婚を前提に25manを攻略していくことになります。

そしてProminenceとの話は、後ろ髪ひかれる思いもありましたが、
これを機に立ち消えとなります。

その後のProminenceはというと、『Keer Time』、『Harapeko Soul』と共に、
『KHP Union』という合同Raidを結成し、25manの攻略を開始していきます。
この団体はその後、現在の『Vanquisher』へと変遷していくことになります。


2007年4月下旬~High King Maulger Slain
めでたく縁談がまとまった(?)Divine WindとGalvanizedは、
その後共通Chを作ったり、5manに一緒にいったりして、徐々に愛情を深め合っていきます。
記念イベント的に、DuskwoodのTwilight GroveのDragon狩りにいったりもしました。

当初、GalvanizedメンバーはVoice Chatに免疫が無かったので、
Voice Chatでしゃべる人はほとんどいませんでした。
初期の頃は、Deguchiさんがちょっとしゃべる程度だったと思います。

ただ、Voice Chatに少しでも馴染もうという努力はしてくれていたようで、
ある時のKarazhanで、GalvanizedのChにみんな集まっているのを見て、
『ああ使うようになってきてるみたいで良かった』と思った記憶があります。
(実際は集まっているだけで、喋っている気配が全くなかったのはちょっと面白かったですw)

Nementosが5manで、他のGalvanizedのメンバー4人が全くしゃべらないのに
1人だけしゃべりながら、4時間近く連れまわしたりしている内に、

その内25manをはじめとして、色々な局面で積極的に使っている内に、
みんな使うようになっていったように思います。

そんな中、いよいよ25man Raid Instance最初のBossである、
High King Maulgerの攻略が開始されることになります。
たしか最初は、気軽な感じで様子見にいった程度だったと思います。

Tacticsさえしっかり理解しておけば、そんなに難しいBossではありませんでしたが、
ClassicまでのいわゆるTank and SpankのBossとは一線を画した、
複数Classで複数Tankが必要という、若干テクニカルなBossだったので、
最初の週とその後のTryは、慣れるまでに結構苦労した記憶があります。

僕としては、Mage Tankが必要なBossであり、
そのためには結構なHPとHit Ratingを要求されるので、
非常に不安な面があり、色々と調べたり、装備を集めたりしていました。
正直最初の頃のTryはかなりプルっていたと思いますw

そして2007年4月28日、High King Maulgerを倒すことに成功します。
『ついに25manのスタートラインに立てたぞ』と、この時はとても感慨深かったです。

ちなみにこの時のMovieは、いまだにここでダウンロードできました。

『Mage Tank視点でつまんねーよ!』と思うかもしれませんが、そういう人は素人です :)
よく見ると、Group WindowでのSidouのEnergyやKerogさんのCastから、
色んな動きが想像できるし、MoesukeとKitaさんのタゲから、僕への愛情も分かります!
KitaさんがMTにもちょくちょくHoTをいれているのが素晴らしいですね。
ちなみに僕はTalentとManaの都合上、適当にScorchしか撃ってませんw

この時のメンバーは以下のとおり。
※あまりアクティブでなかったメンバーは抜けているかもしれません。。。
[Divine Wind]
Makame(Guild Master)
Cae
Ebizo
Diecbeck
Dominatrickz
Kelpie
Kerog
Kiseki
Kittyz
Moesuke
Nementos(Nelvlesis)
Nagomin
Ripryde
Sidou
Sizuyo
Ulala
Maqi

[Galvanized]
Deguchi(Guild Master)
Arancia
Arshe
Awaya
Ayuchan
Connon
Denden
Eikei
Izaribi
Kitax
Kkmm
Magatsuhi
Saisei
Surume

(and who I cant remember!)
[ほぼA-Z順・敬称略・オレンジは前回の一覧から増えたメンバー]


2007年5月~25manの停滞
High King Maulgerを倒し、順調に進むかに見えた
Divine WindとGalvanizedの合同Raidですが、
その後しばらく25manの攻略は停滞します。

理由はいくつかありますが、
・GWの休暇で中だるみしてしまった
・25人には少し足りないActive人数が続いた

といった点が主な理由でした。

両GuildのMemberをフル動員すれば、25人ぐらいはいたのですが、
各自のスケジュールの都合で、25人に少し足りないという日が続きました。

これからはGruulやMagtheridonやSSCやTKなどの25manを
どんどん本格的に攻略していけるような気がしてきていたので、
こういった状況にはすごくもどかしい思いがありました。
また、Karazhanまではコンテンツの旬な時期に攻略を進められていただけに、
25manの旬な時期がどんどん過ぎていく焦燥感もありました。

2007年5月は、20人ちょいぐらいの人数しか揃わない日が多く、
GruulのTryはおろか、High King Maulgerもままならないような日が続きました。

ある日、20人ちょいでHigh King Maulgerにいったら、
倒せもせずに散々な目にあったこともあって、
そのくらいの人数で果たしてRaidをやるべきかどうかなどの点で
議論が起こったり、色々と調整が必要になったりし始めます。

これはともすればネガティブな状況ともいえるかもしれませんが、
二つのGuildが合併する上では不可避なことでもあり、
諸問題を調整するために、できるだけポジティブで建設的に、
粘り強く話し合いを続けていきました。

例えば、Divine WindはPMAからの名残りもあり、
21時からのRaid開始を主張していましたが、
Galvanizedはメンバーの都合上、22時からのRaid開始を主張しており、
最終的には基本的に22時から(人が揃えば21時から)開始することにしました。

また、Divine WindではRaidへの参加表明にRaid Plannerを使用して、
予めRaid予定をスケジューリングし、少なくとも前日までにはRaidの可否を決定する、
という方向性にしたかったので、前日までにサイン数が一定に達しなかった場合は
中止にした方が良い、という方向性で調整しようとしていました。

一方Galvanizedでは、Raid Plannerのような方式には馴染みがなく、
当日人が揃っていれば、スケジューリングとは異なる結果だったとしても、
フレキシブルにRaidを開催してもいいんじゃないかという風潮でした。

実際、サインが足りなかったので中止にしようとした当日にふたを開けてみると、
段々人がPopして、サイン数以上の人数が居たりする場合があったりして、
そういう時にどうするべきかという点については、喧々諤々の議論にもなりました。

特に両Guildにおいて強烈な個性の持ち主であった、
MakameさんとDeguchiさんの頂上会談では、しばしば深夜~早朝まで
WisやIRCやVCで熱のこもった議論が交わされていたりしました。

その白熱ぶりには、あのDiecbeckさんですら、二人の間に正座して、
じっと目をつぶって腕組みしたまま、黙って聞いているしかなかったほどでした。

この件の結論は結局上手くまとまらなかったように思いますが、
Raid Plannerを中心に事を進めるような方向に落ち着いていった気がします。

その後も、色々と難航しながら、なんとか建設的に調整が行われていき、
いよいよ合併へと話が進んで行くわけですが、その前に、
『GalvanizedがKarazhanを攻略してから合併する』という最後の障壁が残っていました。
女子大生の家庭教師に、『受験に合格してからね…』とかいわれるあれですね。


2007年6月初旬~第二次Divine Wind成立
Galvanizedは、Galvanize分裂前後でのごたごたや、
その直後にDivine Windと25manの攻略を開始したのもあり、
Karazhan攻略が大幅に遅れていた面があったので、
合併する前に、攻略を開始したGalvanizedメンバー自身で
是非ともKarazhanを攻略したい、という思いがあったと思います。

Divine Windもそういった経緯や心情を良く分かっていたので、
Karazhanに一区切りがついてから合併を行う方向で話がまとまっていました。

Divine Windメンバーにとっては、いつ初夜を迎えられるのかと、
一つのRaid Guildとして、少しでも早く体制を整えたかった面があったので、
早く攻略完了してくれないかなと、いつもやきもきしていたのを覚えています。

そして2007年6月初旬、めでたくGalvanizedがPrince(Aran?)Killに成功したので、
いよいよ両Guildは合併することになり、ここに『新生Divine Wind』が成立します。
(便宜上、ここでは第二次Divine Windであるということも付記しておきます。)
Guild名については、考えるのが面倒だったのもあり、流用されることになります。

ここまでの馴れ初めや経緯については、主にDivine Wind側からの視点というか、
僕からの視点で書かれているので、Galvanizedからの視点については
Deguchiさんの元Blogに詳しく書かれているので、一度そちらも見て欲しいと思います。

この合併を前後に、人も少しずつ増え始め、洒落じゃないですが、
Divine Windにとっては良い風が吹き始め、
この後いよいよ、現在のRaid Guildとしての体制にもつながる、
25man Instance攻略への道を本格的に邁進していくことになります。

しかし、この頃はまだまだ未熟な集団に過ぎず、
本格的にRaid Guildとして活動するにあたっての組織や体制を、
早急にととのえる必要がありました。

この後Divine WindがどのようにRaid Guildとしての体制を整え、
そしてどのようにSSC、TKへとスタートを切っていったのか、続きはまた次回。


◆世間の動き
KarazhanがFarm化し本格的に25manが攻略されはじめた時期でした。

海外勢では、『Nihilum』が、たった15人でGruulを倒したり、
実装されたばかりのBlack Templeを2007年6月早々に攻略完了したりと、
何かと世間を騒がせるようになり、Raid Guildの中心として君臨していくことになります。

日本勢では、相変わらずBlackrock Allyの『Furbolg Raiders』が
頭一つ抜け出していたと思います。そんな中で、Blackrock Hordeの
『Angriff』が台頭しはじめ、その後いわゆる『日本一路線』を突き進んでいきます。

Proudmoore勢はというと、海外勢Allyの進捗では、
TBCからの新Guild『Lunacy』が圧倒していたと思います。
日本勢Allyは、TBC前は40manのRaid団体が3つあったにも関わらず、
TBC後の紛争による傷跡が大きく残っており、25manには相当出遅れることになります。
そんな中、TBC前の体制をなんとか維持できていたLuneが一歩抜け出していました。


◆Maqiの動き
とにかく25manがやりたくて悶々とした日々を送る。
LunacyやRisenやRuinedのMageを勝手にライバル視し、
IFでみかける度に良くなっている装備を、指をくわえて眺めていました。
by maqie | 2009-10-26 00:55 | Divine Windの歴史


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